2011年11月29日 (火)

破門の「司教」、叙階式出席へ

【UCAN11月28日香港】今年6月末に教皇の任命がないまま司教に叙階された四川省楽山教区の雷世銀神父は、11月30日に隣接する宜賓教区で行われる司教叙階式への招待に応じ、出席する意向を示した。

 

ローマ教皇庁は雷神父の不法な司教叙階の後、彼が「カトリック教会法典」第1382条に定める処罰に身を置くことになったと公に宣言した。

 雷神父は11月28日、羅雪剛・協働司教候補者の招待を受けたため、叙階式に参加し、「道義的そして友情的」に祝賀を表すとUCANに語った。

 共同司式をするかどうかについては、「彼らの手配を見た上でお話ししたい」と述べた。
雷神父は、自らの身分が叙階の場に悪影響を及ぼすのではないかと尋ねられると、それはないと答え、「世の中のことで言えば、私たちはなすべきことをするだけです」と答えた。

続きはUCANで http://www.cathnewschina.com/

2011年9月 8日 (木)

黒竜江省で神父巻き込む殺人事件

【中国・黒龍江8月29日UCAN】中国東北部の黒龍江教区の海倫市にある、再建中のイエスの聖心教会で8月26日の夕方、殺人事件が起こり、主任司祭の商刊発神父は事件へのかかわりについて取り調べを受けている。

 

黒龍江の教会関係者によると、高さんという会長の夫が飲酒後、ドライバーを持って教会に高さんを探しに来て、家屋と財産を分与するよう求めた。高さんは拒否したという。

 

高さんと夫は5年以上別居しており、財産も分けたが、法律上の実行ができていなかった。
2人は神父の事務室で口論していた。

 

商神父はその後、事務室に入り、王いう男性と口論から暴力ざたになり、外の工事現場まで出ていった。

 

多くの人が居合わせ、2人を離そうとした。

 

もみ合いの中で王という男性は神父を地面に倒した。神父は蹴り返し、「とっさに物を取って彼をたたいた。頭に当たったはずだ」と、関係者は話した。

 

同関係者らによると、商神父は王氏が地面に横たわって反応していないのに気付き、直ちに警察に通報し、車で病院まで連れて行った。

 

40分の治療もむなしく、帰らぬ人となった。

 

商神父は刑法に触れる疑いがあるため、派出所に留置され取り調べを受けている。
関係者はさらに、教区長の岳福生神父など数人の司祭が翌日、同小教区を訪れ、小教区の管理事務を落ち着かせ、商神父のために弁護士に依頼したという。

中国康定教区の神父と修道女、教会財産の返還をめぐってけが

【中国・磨西9月7日UCAN】中国西南部の康定教区による教会財産の返還要求行動の中で、教会関係者2人が負傷、うち修道女は重傷を負った。

 

教会情報筋の話では、謝玉明修道女が8月29日、黄旭松神父と共に関係当局に対して

 

教会財産返還を求めた。まだ成果をみていないが、2人はその後、9月2日の夜8時に、磨西鎮カトリック教会の司祭館前で10数人の不審者に突然襲われた。

 

事件のきっかけとなった2カ所の教会不動産は、ラテン学校と男子学生寮で、1950年代に政府により没収された。後に教会へ返還すべきことが確認されたが、実行されていない。

 

謝修道女は胸部と頭部を負傷し、目まいと吐き気を覚え、入院して経過観察中だ。黄神父は軽傷だという。

 

情報筋によると、ラテン学校は早い時期に政府が取り壊しており、土地は民間会社が占用している。男子学生寮は現在、磨西鎮政府の公務員宿舎になっている。

 

信徒たちは今回の暴力事件について非常に憤慨しており、教会の外に集まって、神父・修道女と共に長期戦で不動産返還を闘っていく準備をしていると、この情報筋は指摘している。

 

康定教区は四川省西部の甘孜チベット族自治州にあり、3人の神父と2人の修道女が1300人の信徒の司牧(=信者の世話)をしている。

 

教区には司教がいないため、楽山教区が管理している。

2011年8月13日 (土)

深センのカトリック教会、ユニバーシアード競技大会の宗教奉仕

【中国深セン8月9日UCAN】深セン市の複数の小教区は、夏季ユニバーシアード競技大会期間中に、世界各地からの選手と旅行者を受け入れる準備をすでに整えている。

 

竜崗区大運村内の宗教サービスセンターは8月6日に始まった。カトリック活動室には北京教区から来た2人の神父と2人の修道女が詰めており、毎日、英語のミサをささげている。

 

第26回ユニバーシアード競技大会は、8月12日から23日まで、深センで開催され、152の代表団12000人を超す選手、役員が参加する。

 

福田区の聖アントニオ教会(聖安多尼堂)のウェブサイトによると、4月下旬までの登録情報によれば、8000人の選手と審判員のうち、半数近くはカトリック信者だという。

 

宗教サービスセンターには仏教、イスラム、カトリック、キリスト教の4つの活動室があり、その他の宗教の信者のために4つの総合活動室を提供、さらに個人の黙想室もある。

 

宗教奉仕チームには合計107人の専任要員がおり、選手たちのために活動する。その中には2人の司祭を含む14人の宗教教職者がいる。

 

劉振田神父は、もう1人の北京教区司祭、2人の修道女と順番で詰め、毎日朝と晩にミサを行う、とUCANに語った。主日(=日曜日)にはさらに3回のミサがあり、外国からの選手があずかれるようにすべて英語で行う。

 

センターは24時間開放されており、選手はいつでも祈りに来ることができる。「もし秘跡と司牧的な配慮が必要なら、司祭とシスターは皆、お手伝いできます」と、同神父は語った。

 

現地の複数の小教区も積極的にユニバーシアード競技大会の外国客受け入れの活動を始めている。

 

全ての主日(=日曜日)には、市の中心にある聖アントニオ教会(聖安多尼堂)で午後2時に英語のミサがあり、宝安区の王たるキリスト教会(基督君主堂)では午後3時の中国語のミサをしばらくの間、英語のミサに変更。英語を話す省外からの1人の司祭を招き、司式をしてもらう。

 

聖アントニオ教会主任司祭の馮国新神父によると、同教会を紹介する小冊子を印刷し、英語を話す信徒が外国からの訪問者を接待するという。

 

王たるキリスト教会の主任司祭、胡慶華神父は、8月初めから毎日、ボランティアが当番で活動すると説明した。

 

ボランティア青年信徒の譚燕さんはUCANに、「神の子として、多くのよいわざを行い、行動で福音を証しすべきなのです」。

 

ある信徒たちは、仕事があるため週末あるいは大会の開幕、閉幕の休暇期間だけにしか手伝えないと話す。

 

彼らは、これは福音宣教の時であり、教会が社会貢献の情報と関連する活動を多く伝えることができるように望む、と語っている。

 

【了】
http://76.75.216.139/2011/08/09/

2011年8月 5日 (金)

こんなことになりませんように

Conflict

違法叙階って、こんなもんです

Illicit

バチカンが中国のカトリック教会による司教叙階を非難したことを受けて国家宗教局スポークスマンが発表した談話

全文は次の通り:

 

6月29日、7月14日、中国のカトリックの楽山教区、汕頭教区ではそれぞれ、雷世銀、黄炳章の2司教が叙階された。新しく叙階された司教は信仰厚く、才能と徳を兼ね備え、聖職者と信徒の支持と尊敬を深く受けている。中国のカトリック教会が司教を叙階するのは、まったく、正常な教務管理と司牧宣教活動の必要のためである。バチカンは2人の司教がバチカンの承認を経ていないのを理由に、いわゆる“破門”で脅した。きわめて理不尽で粗暴であり、中国のカトリック教会を深く傷つけ、広範な聖職者と信徒の心を痛めさせた。われわれはこれに対し重大な関心を寄せている。

 

前の世紀の50年代、中国のカトリック教会はバチカンによる、いわゆる“破門”の脅しを受けた。これは中国のカトリック教会の広範な聖職者、信徒にとって大きな歴史的傷であった。それゆえに中国のカトリック教会はしっかりと司教の独自任命・独自叙階の道を歩むようになったのだ。中国のカトリックがバチカンの脅しなどで停滞しないことは歴史が証明している。広範な聖職者と信徒はしっかりと、独立自主自営と、司教の独自任命独自叙階の道を歩むであろうし、われわれも従来どおり支持し、励ましていく。

 

中国政府の中国とバチカンとの関係改善の原則と立場は一貫しており、明確である。建設的な対話を通してバチカンと関係改善の道と方法を探ることを希望する。もしバチカンに関係改善の誠意があるなら、いわゆる“破門”を取り消すべきであり、対話の正しい道に確実に戻ってくることだ。

2011年7月23日 (土)

【評論 UCA News】任延黎:国家は教会に介入すべきではなく、教職者は政治に参与すべきではない

 私は1人の学者であり、カトリックの信仰を持っていない。ゆえに中国のカトリック教会がどうすべきなのか、中国の司教は誰から任命を受けるべきかなどの問題に対して、まったく個人的な主張を持たない。ただカトリック信者が良き公民、良き信者として、規律を尊び、法を守り、そして教義教則を遵守したいという願いが尊重されることを願うだけである。

 

 だが最近、国内で立て続けに起こった司教叙階事件は、上は普遍カトリック教会の最高指導機構に前例のないほどの処罰を下させるに至り、下は国内の教職者と信徒の不満と分裂までを引き起こした。これはたいへん残念なことである。

 

 常識が私たちに教えることは、中国は政教分離の原則を遂行しており、カトリックは中国の国教ではないので、カトリックの実務は中国の国家の実務ではない。ゆえに国家は教会に介入すべきではなく、教職者も政治機構の中で職務を担うべきではない。カトリック教会のことは教会自身によって行い、政府は社会の管理者として、それに対して法律に基づき監督の権限と責任を行使することだ。それだけなのである。世界の圧倒的多数の国家はすべて、そうしている。

 

 しかし、国内には一貫して一筋の力が働いている。それはある人々の頭の中に存在している。それは革命の先輩たちの数十年に及ぶ堅忍不抜の闘争と流血の犠牲によって打ち立てた新中国をないがしろにし、改革開放によってもたらされた光り輝く成果をもないがしろにし、宗教に対するマルクス主義の原則に背き、中国革命の方向を転換させ、必死になって政府を宗教との紛争の泥沼に引きずり込み、世界中のいかなる政府もしないことをやっているのである。

 

 かなり以前に見たソ連映画を思い出す。その中の一幕は私に深い印象を残した。ボルシェビキ内部に潜入した敵は赤旗を振って反赤旗に向かい、誰よりも革命的であることを表し、革命行動を極左の誤りに導いて、ソビエト政権を転覆するよう企てた。最近、司教叙階をめぐって起こった事件は、調和のとれた社会づくりの雰囲気を破壊し、社会安定を守るという大局を妨害した。歴史は何度も教えている、「極左は国を誤らせる!」。

 

 独自任命、独自叙階の司教に関する弁解は、「主権論」であろうが「信教自由論」であろうが、どちらも意味がなく、いいお笑いぐさで、反論する値打ちもない。多くの事柄は中国に入ると異常に複雑になることがあるが、人々はある程度の経験をすでに蓄積しており、物事に対して判断する場合の簡単な基準を手に入れている。それは国内、そして国際的に重要な活動を避けるタイミングを必要とするのか? それは公で、透明か? 取材、報道、討論できるか? わが国にとって国際的な名声を強めるか? 関係する人々の内心からの支持を得られるか? などだ。これらの視点でここ何度かの司教の独自任命、独自叙階を判定すると、一目瞭然ではないのか?

 

 中国のカトリック教会内部のいくつかのやり方は、本当に理解できない。例えば「独立自主運営」と「ペトロの継承者と交わりを保つ」という2つの完全に対立する観念を同じの文書に書き込んでおきながら、司教団は全体大会を開いたこともなく、団長は「破門」や現在の教会内部の混乱など重大な事件に声明を発表したこともない、などである。沈黙すべきに沈黙せず、沈黙すべきでないのに沈黙する。

 

 最後に私は言いたい。国家は私たち自身のものであり、乱れは敵を乱さず、私たち自身を乱す。(7月22日)

 

 著者:任廷黎。中国社会科学院の引退研究員、2005年に定年退職する前は、同院の世界宗教研究所キリスト教研究室の主任を務めた。
この北京在住ベテランアナリストは、1980年代から現代中国カトリック教会を専門に研究し、2001年、イタリア・ミラノの聖心カトリック大学(Universita Cattolica del Sacro Cuore)で博士号を取得した。

2011年7月17日 (日)

汕頭の違法叙階に対するバチカンの声明

教皇の任命がないまま広東省汕頭教区の黄炳章神父を司教に叙階した。ローマ教皇庁は2日後(7月16日)、伊、中、英語で声明を発表した。

 

聖座の声明 汕頭教区(中国広東省)の司教叙階事件に関して

 

ヨハネ黄炳章神父が今年7月14日木曜日に司教に叙階されたことに関し、聖座は次の声明を発表する。

 

1.黄炳章神父は教皇の任命なく司教に叙階されているために、それは違法であり、彼は『教会法典』(教会法)第1382条の定める処罰を受けることになった。したがって、聖座は彼を汕頭教区の司教としては認めない。彼はカトリック教区の信者共同体を管理する権利に欠けている。

 

汕頭教区には合法的な司教がすでにおり、彼は聖座によって司教候補者として許可されることはできないと、黄炳章神父本人は事前に知らされていた。しかも黄神父は聖座より数回にわたり、司教叙階を受けてはならないと告知されていた。

 

2.ある司教たちは政府当局による接触を受けた時、あらゆる手を尽くして抵抗し、行動で本心を表明して、違法な司教叙階の行為への参与に対して決して軽く同意しなかったという事実を、聖座は複数の情報源によって知り得ている。それでもなお、ある聖職者らは参与することを強制されたと聞く。

 

本声明は忠誠を保つ司教たちを称える。彼らは神の前で功績があり、教会全体の称賛を起こすものである。自分の牧者を守り通した司祭、奉献生活者、そして信徒については、この困難なときでもひるむことなく、懸命に祈り、深く牧者の苦しみを担った。これらの司祭、奉献生活者、信徒も同じく称えられる。

 

3.聖座は中国のカトリック信者の権利を重ねて表明する。彼らは自らの良心によって、ペトロの後継者に対して忠誠を貫き、普遍教会との交わりを保っているのである。

 

教皇はこれらを知り、教会が中国で受けている扱いに、深い悲しみを覚え、彼らが一日も早く直面する苦しい立場から離れられるよう望んでいる。

 

2011年7月16日 バチカンより

 

http://press.catholica.va/news_services/bulletin/news/27820.php?index=27820&po_date=16.07.2011&lang=en

2011年7月15日 (金)

スワトウ教区黄炳章神父の違法司教叙階

【中国汕頭7月14日UCAN】広東省スワトウ教区の黄炳章神父は7月14日、教皇の指令がないまま司教叙階を受けた。

 

8人の教皇庁承認の司教が今回の違法叙階に参与した。

 

叙階式は汕頭市聖ヨセフ司教座教会で行われ、中国カトリック愛国会の主席である房興耀司教(山東省臨沂教区)が主司式した。

 

その中の4人の共同司式者は広東から来た。広州教区の甘俊邱司教、江門教区の梁建森司教、梅州教区の廖宏清司教、湛江教区の蘇永大司教。

 

他の省からの共同司式者は、万州教区の何沢清司教、海門教区の沈斌司教、南昌教区の李ス光協働司教(スは蘇の草かんむりがない)。

 

この叙階式は教皇庁が四川省楽山教区であった違法司教叙階に対して7月4日に声明を出してから、わずか10日後に行われた。

 

教皇庁は違法に叙階された雷世銀神父が『カトリック教会法典(教会法)』第1382条が定める刑罰に当たることを宣言して、同時に、今回にも参与した房司教と何司教を含み、叙階した司教たちも『教会法』の定める厳しい処罰に直面していると表明していた。

 

14日午前、汕頭市の警察は司教座教会の周囲の交差点を封鎖し、証明書のない者は入ることができなかった。

 

指定の撮影者を除いて、全員、撮影機材を持って入れなかった。

 

約30人の神父と1000人以上が叙階式に参加した。

 

だが教会消息筋によると、20人の教区司祭のうち半分以上が欠席した。

 

これらの神父は数日前から身を隠し始めたが、何人かは探し出され、無理やりに叙階式に参加されられた。

 

教皇庁承認の庄建堅司教はこの数日、自由に外出できなくなっており、14日には更に数十人の私服人員によって監視されていた。

 

庄司教に近い消息筋は、高齢の庄司教は教会法と教会の原則に違反している黄神父を司教にすることを認めないが、黄神父が後で過ちを改めるよう望んでいるという。

 

黄神父は教皇との交わりを持たないため、庄司教は黄神父と秘跡上の接触はありえない。

 

==中略==

 

彼は98年から全国人民代表大会の代表で、愛国会の副主席。
【了】

«香港の枢機卿が「りんご日報」に出した広告文